きらめく太陽と、真っ青な空。
夏の結婚式は明るくハッピーなイメージがあります。
その一方で、暑さは心配ですよね?
そこで今回は、夏婚を控えたカップルへ暑さを味方につける季節感を取り入れた演出やおもてなしのコツを伝授!
- 夏婚おすすめのテーマカラー
- 会場を夏色に彩る夏婚人気の装花
- 夏だからこそ必須のおもてなしのコツ
- 涼やかさをゲストへ届ける夏婚の演出
などを紹介します。
暑さの心配も”おもてなし”と”演出”で吹き飛ばし、夏の結婚式を楽しんでみませんか?
涼しく?元気に?夏色のテーマカラー
結婚式の準備で最初にやるべきがテーマとカラーを決めること。
まずは、夏の結婚式で人気のテーマカラーを紹介します。
ホワイト×ブルー
みずみずしくクールなイメージを与える色といえば『ブルー』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
テーブルコーディネートは、ベースカラーとなるクロスを『ホワイト』にしておけば、よりブルーの鮮やかさが際立ちます。ブルーやホワイトは“夏っぽく”コーディネートするための小物となる
- ガラス
- シェル
- スターフィッシュ
などのアイテムと相性抜群です!
ブルーグレー
アンティークな雰囲気がお好みの花嫁さまにおすすめしたい夏婚のテーマカラーが『ブルーグレー』です。
ブルー・グレーは、トレンドでもある結婚式コンセプト『ラスティック』な世界観を持つカラー。夏らしい小物の籐(トウ)や麻などの天然素材とカラーバランスもいいですよ。
- 引き出物バック
ジュート素材を使う - ペーパーアイテム
アクセントとして麻紐を使う
など夏色のコーディネートを楽しめますし、大人っぽい雰囲気も。
さらに、カラードレスを着るならシルバーやゴールドなどがおすすめです。テーマカラーにも馴染みつつ、会場内を一層華やかにする差し色として花嫁さまの美しさが引き立ちます。
パープル
エレガントやフェミニンがお好みの花嫁さまに人気が高いのが『パープル系』カラーです。
- パープル×ホワイト
優しく大人っぽい雰囲気 - パープル×ブルー
スタイリッシュで洗練されたコーディネート
パープルに合わせる色合い次第で、さまざまなテイストを作ることができます。
ビタミンカラー
夏らしく元気でポップなイメージカラーといえば、オレンジや赤、黄色などの『ビタミンカラー』です。
夏を代表する装花の“ひまわり”が使いやすいカラーコーディネート。
ビタミンカラーは、“カジュアル”や“アクティブ”をイメージさせる効果があるため、カジュアルな結婚式に、ぴったりのテーマカラーですよ。
夏らしいフラワーコーディネートに欠かせない装花
続いては、テーブルやブーケなど結婚式全体を夏色に染めるべく、夏に旬を迎える装花を紹介します。
どんな装花を選ぶかは、新郎新婦さまのセンスの見せどころ!
選ぶ装花次第で、結婚式の雰囲気は左右されます。
- キュート
- 大人シック
- トロピカル
- クール
など、好みのテイストに合わせて、装花を選んでみてください。
ひまわり
夏を代表する花の『ひまわり』。
意外と知られていませんが、ひまわりには種類があるのをご存知ですか?
一番ベーシックなものは、お花の中央部分が茶色くなっているもの。それ以外にも、
- 花全体が黄色いタイプ
- 花びらがブラウン系のクラシックカラー
もあります。
元気でポップなイメージの強いひまわりですが、種類によってはトロピカルにも、テイストの違うシックな雰囲気にもコーディネートできます。
ただし、種類次第で夏は比較的お手頃価格のひまわりが、高価になることも。
装花代はバカにならない金額のため、フローリストさんにひまわりの種類に合わせた見積もりを作ってもらいましょう。
紫陽花
初夏に旬を迎える『紫陽花』。
夏の結婚式では、みずみずしく涼やかな印象のある白や水色、薄いパープルなどが人気のカラーです。8月の終わりから9月あたりになるとアンティークカラーの“秋色紫陽花”も人気に!
テーブルに紫陽花をコーディネートするならガラスの器が必須!
ガラスの透明感と、紫陽花のみずみずしさが相性抜群です。また、ガラスの花器が節約につながるメリットも。
クラッチタイプは、形を整えて植えこむより手間が掛からず安くなります。
節約しながらもおしゃれにコーディネートできるクラッチタイプのテーブルアレンジ術はおすすめですよ!
ブーゲンビリア
夏らしくトロピカルなお花が『ブーゲンビリア』です。
ブーゲンビリアの花言葉は、
「あなたは魅力に満ちている」
「あなたしか見えない」
など結婚式で使うお花としてはぴったり。
ウェディングケーキにデコレーションしたり、グリーンを使わずにブーゲンビリアだけを飾ったり、アレンジがおすすめ。生クリームの白をベースに、ブーゲンビリアの鮮やかなピンクや赤が引き立てられます!
アンスリウム
夏婚の花嫁さまから南国やトロピカルなお花のリクエストがあると、必ずフローリストさんから提案が挙がる『アンスリウム』
色のバリエーションが豊富で、1本でもスラリと長細くインパクトあり!
アンスリウムを束ねてクラッチスタイルで持つブーケもスタイリッシュでクールなイメージに。スレンダーラインやマーメイドラインなど、細身のドレスに合わせるとさらに花嫁さまをスタイルアップさせてくれます。
プロテア
海外では定番の『プロテア』。
ここ数年で日本でも多くの花嫁さまの目に留まりトレンドになっています。
トロピカルなイメージの中に、大人シックさを兼ね備えているプロテアは、ブーケはもちろんテーブルフラワーやドライフラワーとして人気があります。
プロテアは色や花の咲き方、大きさなどいくつもの種類があります。
先程、紹介したアンスリウムと合わせてトロピカルなイメージを作ることもできますし、アンティークカラーのバラやシルバー系のグリーンでラスティックテイストのアレンジもとてもオシャレな仕上がりに!
夏らしくゲストケア!先輩花嫁さまのおもてなしアイデア
夏の結婚式で心配なのが“暑さ”です。
暑い中、お越しくださったゲストの皆さまには、できる限りのおもてなしで心地良さを提供したいもの…
そこで、夏だからこそできる”おもてなしアイデア”を紹介します。夏婚に必須のゲストケアで、おもてなし上手な花嫁を目指しましょう!
ウェルカムドリンク
挙式後、披露宴前に行われるウェルカムパーティー。
その時にゲストに振舞われるドリンクのことが“ウェルカムドリンク”です。
夏のウェルカムドリンクなら、
- 柑橘系やミントを使用した爽やかな喉ごしのドリンク
- 炭酸を使ってスッキリするドリンク
など夏らしいメニューを準備してみては?
新郎新婦さまは披露宴準備のためウェルカムパーティーに参加できないことがほとんどですが、目の行き届かないところもケアしましょう。
ジュートバッグ
最近では、引き出物バックを持ち込みする新郎新婦さまも増えています。
<関連記事> 引き出物バッグ(紙袋)の持ち込みは要注意!“夏の結婚式らしい”のがジュート素材の引き出物袋。
おしゃれな引出物袋なら、プライベートでも使ってもらえるためゲストにも喜んでいただけるはず!
席札うちわ
夏の結婚式に人気の席札は、席札自体が『うちわ』のデザイン。
紙素材のものが定番ですが…
こちらの席札は、籐のうちわに、後付けでゲストの名前入りのタグを添えられるデザインです。結婚式が終わった後もご自宅で使っていただけそうですね!
アメニティセット
ゲストケアのひとつとして、アメニティセットを用意する新郎新婦さまもおられると思います。
夏の結婚式に必須のアメニティといえば、
- 制汗スプレー
- 汗拭きシート
- ハンドタオル
- 日焼け止めシート
など、暑さや日差し対策グッズはマスト!
アメニティを置く場所は、
- ウェルカムスペース
- 披露宴会場の出入り口
- ガーデンの一角
などお手洗い以外にもゲストのすぐ手の届く場所に置いておくと喜んでいただけます。
冷房対策
結婚式場ではゲストに不快な思いをさせないよう室温には慎重です。
しかし、夏はどうしても外から入ってこられるゲストのために、若干強めに冷房を効かせる傾向に…そのため女性ゲストや赤ちゃんゲストは「少し寒い」と感じることも少なくありません。
もうお分かりですね。
ぜひ、用意したいのがブランケットです。
夏のためタオル地のものが程よく保温もできおすすめ。
披露宴会場のゲストから目の届くところに置いたり、テーブルの上にテーブルナンバーやドリンクメニューと一緒に、
「ひざ掛けを用意しています。ご入用の方はスタッフまでお申し付けください。」
と記載したカードを立てておくと、ゲストの目にも留まりやすくなりますよ。
夏だからこそ映える演出
最後に紹介するのは夏婚を楽しむ演出です。
夏にしかできない演出、夏だからこそ映える演出がたくさんあります。
季節感を取り入れて、ゲストと一緒に思い出に残るワンシーンを作ってみませんか?
ひんやり冷たいスイーツを
デザートブッフェを検討中なら、ぜひ夏らしく”ヒンヤリスイーツ”を検討してみてください。
夏といえば…
やっぱり『かき氷』ですよね。
氷とシロップだけではなく、マンゴーやスターフルーツなどトロピカルフルーツを用意すれば喜ばれること間違いなし!
また、イチゴやメロン、キウイなどをフルーツシャーベットにしても◎
式場や予算により内容が異なるため、プランナーさんに確認をしてみてくださいね。
果実酒作り
お色直し入場の演出としておすすめのテーブルラウンドが『果実酒作り』です。
- 各テーブルにフルーツを用意(フルーツの内容はお好みでOK)
- 新郎新婦さまは大きな瓶を持って入場
- 各テーブルを周りながら、ゲストには各テーブルに備えていたフルーツを瓶に入れていただき
- 最後に新郎新婦さまにアルコールドリンクを注ぎ込んで果実酒が完成!
という演出です。
使用するドリンクは、アルコールに限らずノンアルコールドリンクでフルーツポンチを作る新郎新婦さまもおられますよ!
瓶にゲストからのメッセージを記載していただいても思い出の品として残すことができますね。
果実酒作りは、ゲスト参加型演出として、とても人気です!
ヨーヨー釣り(縁日)
「結婚式にヨーヨー釣り!?」
と思われてしまうかもしれませんが、意外と盛り上がる演出です。
お子様ゲストはもちろん、年配ゲストも夢中になり、すごく盛り上がっていた光景を目にしたことがあります。
ヨーヨー釣りが得意な年配ゲストが、お子様ゲストから注目の的になったり、全く知らないゲスト同士が対決をしたりと、これが本当に意外と盛り上がるんです。
ただし、ヨーヨー釣りや金魚すくいなど縁日風の演出をする時に注意したおきたいことが『時間配分』です。
皆さまにゆっくり楽しんでいただくために、
「始まったと思ったら、もう終わり!?」
とならないようにたっぷり時間を確保することがポイント。
できるだけ全体の演出を少なくし、縁日を楽しむ披露宴後半に余裕のあるプログラムにしましょう。
花火
夏の風物誌でもある『花火』。
結婚式でもいろんな場面で取り入れることができます!
花火シャワー
フラワーシャワーの花火版です。
- ゲストが新郎新婦さまの両サイドに立ち、
- 手持ち花火を掲げていただきながら、
- その間を新郎新婦さまが歩く演出
海外のナイトウェディングパーティーでは定番の演出なんですよ!
手持ち花火は、ケーキなどで使うような火花の小さなものがおすすめです。
お色直し入場で花火の中から登場
「新郎新婦入場!」
の掛け声とともに、入場口の両サイドから花火が吹き出し新郎新婦さまが登場する演出。
低音花火を使用するため屋内での花火演出も可能です。
また、テラスがある披露宴会場なら、サプライズでテラスから花火が吹き上がる中入場しても盛り上がりますよ!
打ち上げ花火
大きな窓のある披露宴会場や、ガーデンで過ごすパーティーの締めくくりにおすすめしたいのが打ち上げ花火。
「新郎新婦退場です!」
という司会者の掛け声とともに、打ち上げる花火はゲストへのサプライズとして大きなインパクトを残すことができます!
式場によっては、花火大会で使用されるような大型の打ち上げ花火を扱っていたり、家庭用を少し豪華にしたようなサイズの花火もあります。
立地環境によっては打ち上げ花火が叶わないこともありますので、興味のある方はプランナーさんに確認をしてみてくださいね。
まとめ
- 夏婚に人気のカラーはカラーはトロピカルカラーやクールカラー
- 夏の結婚式で人気の装花はひまわりや紫陽花など
- 暑さを緩和するようなドリンクやアメニティセットでゲストケアを
- 花火や縁日など夏だからこそ叶う演出でゲストと一緒に思い出のワンシーンを
ゲストが快適に過ごせるための配慮もしつつ、季節感を取り入れた演出で、ゲストと一緒に忘れられない夏の思い出を作ってください!