これから結婚式を控えるあなたは「結婚式の保険」をご存知でしょうか?
結婚式の保険とは、結婚式の保険とは、結婚式のキャンセルや挙式場の設備破損などを補償するブライダル専用の保険です。
今回は、ブライダル総合保険を販売する「ダブルエー少額短期保険株式会社」の馬庭信吾様へ保険の特徴を聞きました。インタビューの内容を元に、ブライダル総合保険についてお届けします。
本記事の監修 | ダブルエー少額短期保険株式会社 |
記事の承認番号 | 202302A069 |
保険商品名 | ブライダル総合保険「Happy Wedding」 |
馬庭 信吾 様
大手損害保険会社で営業部門やコンプライアンス部門を歴任。30年以上にわたり損害保険の業界を経験。2021年8月からはダブルエー少額短期保険株式会社の営業推進部にて全国の結婚式場へのブライダル総合保険の導入提案やブライダル総合保険のアドバイスを行っている。
式場契約から結婚式当日までのリスク
結婚式までには、キャンセルせざるをえないリスクがあります。
なぜなら、契約してから結婚式まで平均すると6ヶ月、長い人になると1年以上もかかるからです。
契約から結婚式までのリスク
どんなリスクがあるのでしょうか?
過去のキャンセル事例を元に、結婚式にまつわるリスクを説明します。
病気やケガ
まず考えられるのが病気やケガです。
たとえば、インフルエンザは感染力が強く、仮に自分が大丈夫であっても、ゲストに迷惑がかかるためキャンセルせざるをえません。
インフルエンザの他に風邪や交通事故、食中毒なども。
また、怪我をしやすい仕事をしていると、防ぎきれないものもあります。
予定日より早い出産
もキャンセル理由のひとつです。
結婚式場の予約は、早い人だと挙式の1年以上前。
契約後にご懐妊となり、予定日よりも早く出産となるケースもあります。
お仕事と結婚式準備の両立など、妊娠中は体力と精神面で体調不良となる人もいます。マタニティウェディングは、なによりも体調優先が大事です。
死亡
考えたくないですが、死亡は結婚式どころではありません。
新郎新婦さまだけでなく、両親や兄弟姉妹、お子さまが逝去すると、一般的には結婚式をキャンセルします。
上記のリスクを考慮したのがブライダル総合保険です。
キャンセル料は100万円を超えることもあり、2度目は難しいもの。保険に加入することで、万が一のときに”やり直し”ができます。
結婚式当日のリスク
結婚式当日に予期せぬ事態が発生するケースもあります。
とくに招待ゲストとの万が一のトラブルは、お互いにとって後味が悪いものです。
会場などの破損
結婚式では、必ずお酒が振る舞われます。
お酒の勢いで!は、よくあることで、いつも以上にお酒を飲んでしまい、会場の物品や衣装を破損させるリスクがあります。
とくに新郎さまはいつも以上にお酒を飲まされることが多く注意が必要です。
余興や演出による破損など
友人による余興やサプライズ演出で、式場の設備を汚したり破損させることもあります。
せっかく結婚式を盛り上げるために企画したのに、高額な請求をされると新郎新婦さまもゲストも残念な気持ちに……
ブライダル総合保険では、このような結婚式当日に起きる不測の事態も、補償対象になるケースがあります。
多くの人にとって結婚式は人生で初めての経験です。誰だって初めての経験には予期せぬことがつきもの。予期せぬことが良いことであれば全く問題ないですが、中には悪い面の予期せぬことが起こることもあります。
当社がご用意するブライダル総合保険「Happy Wedding」は、そんな予期せぬ結婚式のトラブルに備える保険です。保険は結果的に適用されないのが一番。しかし加入していることで結婚準備から結婚式当日までを安心してお過ごしいただけると思います。
保険に入っていない場合の費用負担は?
結婚式のキャンセル費用は非常に高額です。
また、式場の設備はお金をかけていることが多く、汚したり壊したりすると弁償をしなければならないケースもあります。
以下では、一般的な新郎新婦さまの費用負担を説明します。
結婚式をキャンセルの場合
結婚式場に非がなければ、基本的に新郎新婦さま負担のキャンセル費用が発生します。
キャンセル料は、挙式日に近いほど高額!
直前だと全額負担がほとんどで、ゲスト数の多い結婚式では500万円を超える費用を負担する可能性も。100万円を超える規模の結婚式を実施する場合、保険加入を検討するのがオススメです。
一般的に、挙式当日からキャンセルを決定した日数で費用が決まります。
この日数が短ければ短いほどキャンセル料が高く、当日なら[見積り×100%]、1ヶ月前なら[見積り×40%+実費]など驚くほど高額です。(※)
※キャンセル費用は式場により異なるため、式場との契約書を確認しましょう。
式場の調度品や設備は高額
あなたは結婚式場を選ぶときに何を重視しましたか?
光の降り注ぐチャペル、緑に囲まれたガーデン、施設内に広がる美しい日本庭園など、式場の設備や施設も決定要因のひとつだったはず。結婚式場は非日常的な空間を演出するため調度品・内装・設備には莫大なお金をかけています。
- 会場の壁に小さな穴をあけてしまった
- インテリアの壺を割ってしまった
- 壁に色移りさせてしまった
このような小さな物の破損でも数十万の高額請求が発生することも。
親戚や友人のゲストで、子どもが多く参加する場合、心配される新郎新婦さまが多いです。
結婚式には、多くのゲストの方が参加します。またお酒が振る舞われるイベントです。新郎・新婦様以外にもゲストの方がお酒の勢いで会場を破損させてしまうことも少なくありません。結婚式場の家具や調度品は高価なモノが多く壊してしまうと高額な請求をされてしまうこともあります。
人生に一度の晴れの日。
万が一のときにも安心いただける日にするために備えるのがブライダル総合保険の役割です。
ブライダル総合保険「Happy Wedding」
せっかくの結婚式に水を差すような内容ばかりでしたが……
安心材料として加入するのがブライダル総合保険。続いては、ブライダル総合保険の補償内容やプランについて紹介します。
引受保険会社 | ダブルエー少額短期保険株式会社 |
保険商品名 | Happy Wedding |
募集代理店 | 株式会社Colors(アンシェウェディング) |
補償内容
以下では簡単に補償内容を説明します。
さらに詳しい補償内容は、関連記事もご覧になってみてください。
補償内容1「死亡」
新郎新婦または新郎新婦の父母・子・兄弟・姉妹が死亡し、挙式を延期またはキャンセルする場合に補償されます。
なお、Happy Weddingはワイドプランで祖父母を追加できます。
- 新郎新婦さま
- 新郎新婦さまの父母
- 新郎新婦さまの子
- 新郎新婦さまの兄弟、姉妹
- ワイドプランで祖父母を追加可能
上記以外の方のご逝去
結婚式という、おめでたいイベントで死亡というのは絶対に想像したくありません!
ただ、新郎・新婦様を含め近親者が他界されると同時期に結婚式は実施しにくいのが現実です。近親者のご不幸に重ねて結婚式の高額なキャンセル料が必要になるとお二人の負担も大変です。せめて金銭的な事は気にせず結婚式のキャンセルや延期を決断するフォローをさせていただきます。
補償内容2「傷害または疾病による7日以上の継続入院」
7日以上継続して入院する事に起因して挙式を延期またはキャンセルする場合に補償されます。
- 新郎新婦さま
- 新郎新婦さまの父母
- 新郎新婦さまの子
- おふたりのお爺様、お婆様など上記以外の方の入院
- 既に入院している場合
- 保険期間開始前に予定されていた入院
- 原因事由対象者の検査入院
- 7日未満の入院、継続していない7日以上の入院
現在、病気を患っている場合も、保険期間開始前(※)に医師または医療機関から入院の必要性に言及されていなければ補償可能となります。ただし、被保険者の精神疾患による入院は補償対象外となります。
※保険期間開始後、31日以降は補償対象ですが、30日以内は対象となりません。
補償内容3「結婚式当日の入院または医師による自宅等での待機指示」
挙式当日に、
、または により、挙式を延期またはキャンセルすると補償されます。新郎もしくは新婦
新郎または新婦以外の方の入院(自宅待機指示)
新郎様・新婦様のどちらかが欠席となれば当然結婚式は中止や延期せざるを得ません。
妊娠中の急な体調不良による入院や予期せぬ直前の交通事故による入院など新郎・新婦様のどちらかが結婚式当日に入院しなくてはならない場合の補償です。冬の時期であればインフルエンザなどにかかり医師から自宅待機の指示があった場合にも適応される補償です。
補償内容4「災害など」
火災・破裂・爆発・風災・水災・雪災・地震などで、新郎または新婦の
を受けた場合。(日本国内の家屋に限ります)平時居住する家屋が半壊以上の損害を受けた、またはそこに収容されている新郎・新婦所有の家財損害が100万円以上となった場合のキャンセルが補償対象です。
新郎または新婦の居住する家屋家財
家屋が半壊未満、または100万円未満の家財損害によるキャンセル
災害補償は、インタビュー記事3回目「ブライダル総合保険の「Happy Wedding」はコロナウイルスや自然災害でも保険適用になる?」でも説明しています。
補償内容5「結婚式場の破損・汚損」
挙式中に、
した場合に補償対象となります。天井、壁、床、屏風、カーテン、絨毯、テーブル、椅子、その他調度品、照明設備、スクリーン、映像投影装置、音響装置など
対象外のケース上記以外の設備・備品の破損、汚損
結婚式場のインテリアや調度品は海外から輸入している高額品も少なくありません。また音響や映像などの専門装置も高価な場合が多く、壊してしまうと高額な賠償請求となるケースがあります。そのような請求時も安心していただける補償内容です。
補償内容6「貸衣装の破損」
新郎新婦さまが当日に着用した
した場合、補償対象となります。なお、補償対象品はレンタル品に限ります。
ウェディングドレス、タキシード、ベール、アクセサリー、ブライダルシューズなど
対象外のケース- レンタル品が汚れただけ(汚損)
- 友人などから無償で借りたもの
- 購入衣装、セルドレス
ウェディングドレスは、破損しやすいアイテムのひとつ。しかもレンタルドレスは非常に高額です。また、30万円までとなりますが、事故による破損の修理代金が保険金として支払われます。
補償内容7「招待客の救急搬送」
新郎新婦さまの招待した
された際に補償対象となります。タクシーや自家用車など救急車以外による招待客の搬送
結婚式では急性アルコール中毒で救急搬送となってしまう場合もあります。結婚式当日に招待客が救急搬送されると、お見舞金として、招待客1名につき1万円、最大20名さままでの補償が対象です。
補償内容8「新郎新婦の挙式当日の入院発生」
挙式中に新郎もしくは新婦が下記のいずれかで入院した場合に補償対象となります。
- 急激かつ偶然な外来の事故によるケガ
- 病気発症または症状悪化
- 分娩の兆候を伴う出産
挙式日当日の深夜0時までであれば、
となります。(結婚式開催日に入院した場合)- 入院を伴わない通院や診療
- 挙式日翌日以降の入院
新郎様も結婚式当日に急性アルコール中毒になってしまうことがあります。それ以外にも新郎新婦様のどちらかが結婚式当日に入院が必要となった場合に、1名に付き10万円(新郎新婦ともに入院した場合20万円)の補償となります。
3つの保険プラン
ブライダル総合保険「Happy Wedding」の保険プランは、全3プランがあります。以下では、各プラン内容について説明します。
比較項目 | Aプラン | Bプラン | Cプラン |
---|---|---|---|
保険料(ベーシック型) | 5.3万円 | 3.3万円 | 1.3万円 |
ワイド型保険料 | 保険料(ベーシック型) +8千円 |
保険料(ベーシック型) +6千円 |
保険料(ベーシック型) +4千円 |
補償限度額 | 850万円 | 500万円 | 150万円 |
(2023年2月1日現在)
※挙式日当日の補償は全プラン共通です
Aプラン 保険料(ベーシック型)53,000円
式場の見積額が500万円以上の結婚式を予定のカップルにオススメです。
保険料(ベーシック型) | 53,000円 |
ワイド型保険料 | 保険料(ベーシック型)+8,000円 |
補償限度額 | 850万円 |
Bプラン 保険料(ベーシック型)33,000円
式場の見積額が150~500万円未満の結婚式を予定のカップルにオススメです。
保険料(ベーシック型) | 33,000円 |
ワイド型保険料 | 保険料(ベーシック型)+6,000円 |
補償限度額 | 500万円 |
Cプラン 保険料(ベーシック型)13,000円
式場の見積額が150万円未満の結婚式を予定のカップルにオススメです。
保険料(ベーシック型) | 13,000円 |
ワイド型保険料 | 保険料(ベーシック型)+4,000円 |
補償限度額 | 150万円 |
ワイドプランでは死亡による結婚式のキャンセル補償に祖父母を追加できます。
原因事由の発生日によって支払い上限が異なりますので、詳しくはお申し込みページもご確認ください。
全プラン共通の挙式当日補償
式場設備と備品の修理費用保険金 | 貸衣装30万円と合わせて最大100万円の補償(全プラン共通で自己負担なし) |
貸衣装の修理費用保険金 | 最大で30万円の補償(全プラン自己負担なし) |
招待客救急搬送(見舞費用保険金) | 1名に付き1万円(最大20名まで) |
新郎新婦入院一時金 | 1名に付き10万円(新郎新婦ともに入院した場合20万円) |
結婚式のキャンセルや延期規定は式場によって様々です。結婚式場のキャンセル規定を確認し必要な費用を賄える補償プランを選ぶようにしてください。
加入期限と補償開始
ブライダル総合保険には申込み期限があります。
インターネット申込みの加入期限は挙式の46日前で、申込日からその日を含めて15日経過した日が補償開始日となるので早めの加入がオススメです。
いつ加入しても内容は変わりません。
また保険という特性上、キャンペーンで安くなることもないため、式場契約後なるべく早くが加入タイミングです。
保険は取っつきにくいため、なんとなく面倒と思いながら加入期限が過ぎてしまう人も少なくありません。お早めにご検討ください。
ブライダル総合保険「Happy Wedding」の詳細はこちら
1分で振り返り
この記事のまとめ