冬の結婚式には、寒さが気にならないくらいのメリットがあることをご存知ですか?
冬婚だからこそ楽しめるコーディネートや演出は非常に多くあります。そこで、冬婚のカップルのあなたに、冬だからこそ楽しめる7つの結婚式プランを紹介します
実は冬の結婚式はメリットがたくさんあるんです。
冬の結婚式を楽しむ7つのプラン
冬の結婚式は、他の季節にはない冬ならでは楽しみ方があります。
まずは冬を楽しむ7つのプランを紹介します。
ほっこり温かいテーマカラー選び
結婚式準備の中で、テーマカラーを決めることは非常に重要なポイント。
結婚式は、たくさんのアイテムの集合体。
ドレスやお花、ペーパーアイテムやテーブルクロス、ナフキンもそうです。テーマカラーが決まっていると、どのアイテムもスムーズに選ぶことができますよ!
そこで、まずは冬婚のおすすめカラーを紹介!
冬に合うカラーはどれも季節感が伝わり、おしゃれなカラーばかりです。
ホワイト×ネイビー
ホワイトとネイビーの組み合わせはシックな雰囲気に仕上がるので、特に大人カップルにおすすめのテーマカラーです。
差し色にはゴールドが映えるので、ナイトウェディングなど夜景が美しい式場にもぴったりですよ!
ホワイト
冬婚のカップルに人気のホワイトを基調としたテーマカラー。
雪をイメージさせるホワイトをベースカラーにすと、テーブル装花や小物の色はどんな色も合わせやすくなります。
きらびやかな雰囲気がお好みなら、テーブルクロスの上にクリスタルのビジューをちりばめるコーディネートがおすすめ。キラキラした輝きは、会場を暗くしても少しの照明に反応しゲストの手元を華やかにしてくれます。
ダスティーグリーン
秋から冬の結婚式にかけて、グレイッシュ系のカラーが人気!
特にトレンドのダスティーグリーンや、ブルー系もおしゃれでおすすめのテーマカラーです。
雪が積もっているような白っぽいお花や松ぼっくりと合わせても素敵ですね。
クリスマスカラー
12月の結婚式なら、やはりこの時期限定のクリスマスカラーがおすすめ。
グリーンや赤を主役にして、キャンドルをアレンジすればテーブルの上はクリスマスらしいコーディネートに!
アクセントには、松ぼっくりや赤い実ものを使ってアレンジしてくださいね。
冬婚花嫁らしいコーデを楽しむ
寒さが心配な冬の結婚式は、花嫁さまのコーディネートも心配要素の一つです。
「寒いのに、外で写真を撮るのって大丈夫なものでしょうか?」
「ガーデンでフラワーシャワーとか、寒くて上手く笑えないかも…」
なんて声をよく伺っていました。
ですが、冬婚の花嫁さまには、冬だからこそおすすめしたい花嫁コーデがあります!
ロングスリーブ
冬婚の花嫁さまにおすすめしたいのがロングスリーブのドレス。
寒さも和らげることができるし、クラシカルでエレガントな雰囲気のデザインです。
国内の結婚式で主流のドレスはノースリーブですが、海外ではロングスリーブのドレスは人気があるんですよ!
ケープ
冬婚の花嫁さま限定のドレス小物のケープ。
真っ白でふわふわの柔らかなファーで覆われたケープは、光を受けレフ板のような働きをして花嫁さまのお顔をより美しく照らしてくれます!
ケープは式場によって、無料で貸し出しを行っている場合もありますが、一部有料でレンタルしているところも。冬婚の花嫁さまは、一度確認をしてみてくださいね。
ボレロ
取り外し可能なボレロは、防寒にもなり、ドレスを違ったデザインで楽しめる一石二鳥のドレス小物です。
ボレロのデザインは、ショルダータイプや、エレガントな雰囲気のハイネックタイプ、スタイリッシュな雰囲気のVネックにロングスリーブなど様々なデザインがあります。
デザインによって、キュートにもエレガントにもチェンジできるボレロ。
防寒のためだけではなく、一着のドレスを違った雰囲気で着こなせる便利アイテムです!
ボレロの相場は、
- 買い取り
1万円以下のものから、2~3万円などデザインによって大きく異なります - レンタル
数千円程度
ただし、レンタルの場合、ドレスショップによっては点数が少なく好みのデザインに巡り会えないことも…
ご予算やドレスとのバランスをみながら、お気に入りを探してください!
冬らしい彩りのブーケを選ぶ
次にご紹介するのは、冬らしい季節感を取り入れたブーケのデザイン。
「冬だから、お花の種類も少ないじゃないですか?」
と心配される花嫁さま。
そんな心配は無用です!
冬らしいブーケは、彩りもありオシャレなデザインが揃っています!
アネモネ
冬の結婚式で人気の装花がアネモネです。
特にオフホワイトのアネモネは、冬から春にかけての結婚式で大人気!
アネモネに合わせる装花によって、ナチュラルにもクラシカルにもアレンジが叶います。
冬婚のブーケと合わせるなら、シルバーカラーのグリーンや松ぼっくりがぴったりですね。
コットンフラワー・パンパスグラス
コットンフラワーとパンパスグラスの組み合わせは、2018年の冬婚花嫁さまに最も人気のあった組み合わせ!
雪が積もっているようなふわふわしたコットンフラワーに、風になびくたびに揺れるパンパスグラスがスタイリッシュでありながらもナチュラルな雰囲気を演出します。
プリザーブドフラワー
春や秋に比べて、旬のお花が少ないことは冬婚の少し寂しいところ。
しかし、デメリットをカバーしてくれるのが、プリザーブドフラワーです。
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な液を吸い込ませ加工させたお花のこと。
- 長期間保存が可能(前撮りと結婚式本番共通して持つことも出来ます)
- 冬に手に入らないお花もプリザーブドフラワーなら手に入る
- 見た目は生花と大差がない
- 生花に比べて費用は高くなる(生花のブーケに比べて約1.5倍)
前撮りと結婚式、それぞれブーケを購入することを考えれば、共通して持てるプリザーブドフラワーのブーケは費用の高さもデメリットにならないかもしれません。
ドライフラワー
秋婚に引き続き、冬婚の花嫁さまに人気のドライフラワーのブーケ。
ドライフラワーが持つ独特のくすんだ色味は、秋から冬にかけてのコーディネートに合わせやすいカラーと風合いです。
また、ドライフラワーだけではなく、プリザーブドフラワーともミックスしてブーケを手作りされる花嫁さまもおられますよ!
冬婚ならではなケーキデコレーション
「ウェディングケーキに冬らしさって?」
と難しく考えてしまう人も多いはず。
けれど、ちょっとしたアクセントでウェディングケーキは、オリジナリティのある冬らしいウェディングケーキになるんですよ!
多くのゲストが写真に残すウェディングケーキ。
季節感も取り入れつつオリジナリティーのあるおしゃれなデザインを取り入れたいですよね。
人気継続中!セミネイキッドケーキ
ケーキのスポンジがあえてうっすら見えるようにナチュラルに生クリームをコーティングするセミネイキッドケーキ。
海外・国内問わず人気です!
セミネイキッドケーキを冬婚らしく仕上げるのがスモーキーピンクの装花。
ウェディングケーキに装花をアレンジする場合は、
- 生花を使う式場
- エディブルフラワー(食用花)を使う
- 造花を使用する
- 衛生上の問題でケーキカットする部分だけ生ケーキ(他はイミテーション)
など式場によりわかれます。
また、使うお花や、ケーキの種類により予算は大きく変わるため、事前にイメージを写真などで伝えて見積もりを依頼するようにしましょう。
アラザンで華やかさアップ!
銀色の粒状のアラザン。
ウェディングケーキを華やかにしたいときに使われる製菓材料です。
並べるとクリスタルビジューが巻きつけられているようにも見えませんか?
雪の結晶のモチーフも冬の結婚式にはぴったり。
切り株の上に置いてナチュラルに仕上げるか、ウェディングケーキの周囲にドライフラワーを飾ってクラシカルな雰囲気にするのか色々なアレンジが楽しめそう!
2月の結婚式におすすめはチョコレートケーキ
バレンタインのある2月の結婚式で断然人気のチョコレートケーキ。
ケーキ屋さんではよく見かけるチョコレートケーキですが、ウェディングケーキとしてはなかなか見かけないデザインなんです。
オリジナリティ重視だったり、2月の結婚式の新郎新婦さまにはオススメ!
ドライフルーツや金箔、ドライフラワーを使ってアンティーク感のあるデザインも素敵ですね。
雪が降り注ぐようなシュガーコーティング
雪が降り積もったようにシュガーコーディングされたベリーが主役のウェディングケーキ。
ウェディングケーキにたくさんフルーツとグリーンが使われているので、ケーキ周辺に飾る装花はシンプルがベスト!
あえて何も飾らないほうが、ケーキデザインが引き立ちます。
12月の結婚式といえば!クリスマスデコレーション
12月なら『クリスマスケーキ』なイメージのウェディングケーキが大人気!
松ぼっくりやヒイラギを添えて、アクセントに雪を降らせたようなシュガーパウダーをそっとひとかけすれば、クリスマスらしいウェディングケーキに!
ウェディングケーキの周囲にグリーンをたくさんアレンジすればナチュラルにもなりますし、ケーキの側面に金箔をつけると大人っぽいイメージにチェンジします。
セミネイキッドをエレガントにアレンジ
冬婚花嫁さまに人気のコットンフラワーは、ウェディングケーキ装花に使うと温かみのあるデザインになります。
ペールオレンジの優しい色味のカーネーションとコットンフラワーの組み合わせは、エレガントな中にもナチュラルさを兼ね備えた親しみあるデコレーション。
セミネイキッドで、ほんのり茶色のスポンジを覗かせているのも、アクセントになっていますね。ゴールドのケーキトッパーを置いても映えそうです!
冬婚は”おもてなし力”のみせドコロ
冬の結婚式は寒さに対するおもてなしの工夫も大切な結婚式準備の一つ。
“痒い所に手が届く”
な、おもてなしはゲストにほっこり温かい気持ちを届けられるはず!
カイロは手の届くところに
ウェルカムスペースや、お手洗い、またガーデンなどゲストがすぐ手を伸ばせる場所に置くと良いのがカイロ。
特に寒空の中、ゲストが最初に到着するウェルカムスペースには絶対に置べきアイテムといっても過言ではありません。
- 「本日は寒い中お越しくださいまして、ありがとうございます」
- 「カイロを準備しましたので、ぜひご自由にお使いください」
など一言メッセージと新郎新婦さまのお名前を添えて!
ただカイロが置いてあるだけだと、式場が準備したものか、新郎新婦さまからなのかゲストにはわかりません。
メッセージがあると新郎新婦さまからの気持ちも伝えられ、ゲストも気軽に手に取ることができますよ。
ウェルカムドリンクではホットドリンクを
挙式前や、披露宴前にゲストへ提供されるウェルカムドリンク。
季節によって様々なウェルカムドリンクが準備されていますが、冬の結婚式には温かい飲み物は必須です。
緊張を和らげるような、美味しくてホッと一息つけるドリンクを準備するといいですね!
ウェルカムドリンクに、ホットドリンクが準備されていない式場なら、オプションでオーダーができる場合も。メニュー内容は事前に確認しておきましょう。
タイムラインの活用術
結婚式の日、屋外に出る演出を予定している新郎新婦さまにおすすめなのがタイムラインの活用です。
タイムラインとは、結婚式1日の流れが一目でわかるもの。
何時から何が行われるのかを表記するペーパーアイテムで、招待状の中に同封します。
例えば、披露宴中、ガーデンでデザートブッフェを予定している場合には、披露宴の項目のところに、
- 「屋外に出る演出を予定しています」
- 「温かい格好でお越しください」
と一言添えておくと、結婚式に出席するときの服選びの参考になります。
特に、女性ゲストは冬でもノースリーブを着用される方も少なくありません。
事前に説明があれば、羽織ものを持参するなど個人で防寒対策をしてくださいます。
ロマンティックムードを演出
冬といえば、空気がクリアになってライトアップが映える季節。
結婚式でも、ロマンティックなムードを作るべく、ライティングにもこだわってみてはいかがでしょうか?
幻想的な空間は、ゲストの心に温もり伝え、思い出に残る結婚式になるはずです。
キャンドルが主役のテーブル装花
冬婚ならテーブルコーディネートの小物にぜひ使って欲しいのがキャンドルです。
オレンジ色に揺らめくキャンドルの炎は、リラクゼーション効果もあり、ゲストの心を癒してくれるアイテムに。
ただし、キャンドルは、火器の扱いになるため、ほとんどの式場では持ち込み不可とされています。
テーブルにキャンドルを置く場合には、
- お花の打ち合わせで、フローリストさんとキャンドル装飾も含めた装花アレンジを相談する
- 本物の火ではなく“キャンドルっぽく揺れるLEDライト”を持ち込む
などの対応をおすすめします。
テーブルランタンをDIYする
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』で人気に火がついたランタン。
結婚式でも手軽に取りれることができるんですよ!
手作りしやすいのは、テーブルナンバーをランタン風にするアイテムです。
- トレーシングペーパーに好みのデザインやテーブルナンバーを印刷
- クリアファイルに、印刷したトレーシングペーパーを貼り付ける
- 100均で売られている電池式のLEDライトに巻きつける
と、いたって簡単。
披露宴の最中、会場内は何度か暗くなるシーンがあります。
演出で暗くする時もありますし、花嫁さまの『両親への手紙』の時には、花嫁さまだけにスポットが当たって会場内は暗がりに…。
そんなシーンで、テーブルナンバーがランタン風なら、テーブル上が優しく灯ってロマンティックな雰囲気に。花嫁の手紙をより印象的なシーンに演出してくれるんです。
簡単なのに、演出効果の高いランタン風のテーブルナンバー、ぜひおすすめです!
ふんわり可愛いファーを使いこなす
花嫁さまコーデでも紹介したファーは、会場のコーディネートやエスコートカード代わりとしても使えます。
ウェルカムスペース
ファーを一枚敷くだけで、ウェルカムコーナーは大人っぽく引き締められます。
ゴールドのフォトフレームに合わせてブラウンベージュのファーを使えば、雰囲気は一層エレガントに。
フォトフレームを置くだけとは違って、随分イメージが変わりますよね!
挙式後は、自宅玄関に飾ってもオシャレに。
ファーアクセサリー
私が冬婚を担当したときの新郎新婦さまが、
「ゲストに共通のアイテムを持ってもらいたい」
と準備されたのがファーのアクセサリー。
ファーアクセサリーといっても、わざわざアクセサリーを購入しなくても大丈夫です。
用意するものは、
- 手芸用の小さなファー
- 100均の髪をまとめるゴム
だけでOK!
- ゴムを腕に通せるほどの長さにカット
- ファーを一つずつ付ける
- エスコートカードを添えてゲストに配りましょう
ブレスレット風に手首につけたり、ファーのゴムを使って可愛くヘアアレンジされたり…男性ゲストも会場スタッフも全員つけて、会場全体が統一感のある華やかな装いになりました
。その他にも、クリスマスが近い結婚式では、松ぼっくりのブローチを全員でつけたこともありました。冬のモチーフは意外とアクセサリー感覚で楽しめるものがたくさんあるんです!
冬婚はデメリットが多いは間違いです!
年末年始の忙しさも加わり、冬の結婚式は、デメリットが多いと思われがち。
しかし、実際のところ、デメリットよりもメリットが目立つのが冬の結婚式です。
節約で結婚式の質をアップできる
冬婚の最大のメリットは節約です。
気候が安定している春や秋の結婚式と比べれば、冬は心配事が多いです。そのため、どこの式場も結婚式の件数が少なくなります。
式場は、冬に結婚式を挙げていただくために冬限定の特別プランを用意しています。
同じ人数で、同じ内容の結婚式をしても、春や秋の結婚式に比べ数十万円もお得になることも!
節約できたお金を使って、
- ドレスのランクアップ
- アルバムを豪華する
- 食事を豪華にする
- 引き出物をグレードアップする
- お車代の負担額をあげる
など、結婚式全体の質を上げることも叶います!
新郎新婦もゲストもゆったり空間
春や秋の結婚式は、どこの式場も大忙し。
一日に何件も結婚式を行なう式場では、大安や友引などお日柄の良い土日になると、ゲストやスタッフでごった返している状態です。
一方の冬の結婚式。
春や秋ほど館内が混み合うことなく、ゲストもゆったりとくつろいでいただくことができ、スタッフもより丁寧なサービスを提供することができます。
プランナーも、何件ものお客様を受け持つ春や秋と違い、冬の結婚式はまだ気持ち的にも余裕があるのが本音。
新郎新婦さまやゲストにとって、より満足度の高い結婚式が叶うのも、冬の結婚式の魅力です。
結婚式場自体がデコレーション
冬の結婚式のテーマといえば、
- クリスマス
- イルミネーション
- クリスタル
- バレンタイン
などがおすすめです。
季節感が伝わるという理由もありますが、もう一つおすすめする理由は式場自体が冬はデコレーションをたくさん施しているからです。
例えば、クリスマス。
- エントランスに大きなクリスマスツリー
- ポインセチアをあちこちにセット
- 夜は期間限定のライトアップ
など、冬の結婚式場は他の季節とは違ってロマティックなムードが漂っています。
式場の雰囲気に合わせて、ドレスを決めたり、装花のテーマカラーを決めてみるのも冬婚ならではの楽しみ方の一つだといえます。
まとめ
- テーマカラーは、ホワイト×ネイビー・ホワイト・ダスティーグリーン・クリスマスカラーを選ぶと冬の季節感が伝わり、おしゃれに仕上がる
- アネモネ・コットンフラワー・ブリザードフラワー・ドライフラワーは季節感がありながら彩り豊かなブーケを作れる
- ロングスリーブやボレロで冬婚の花嫁さまらしいコーデを楽しめる
- ケーキデコレーションは月にあわせてアレンジを!
- ホッカイロやホットドリンクは冬婚だからできる”おもてなし”演出
- ちょっとしたライティングが冬のロマンティックムードを作れる
- 冬婚は春や秋に比べてやすいため節約ができる
冬の結婚式は、寒さや忙しさなどもあり、マイナスなイメージが多いと捉えられがち。
しかし、ご紹介したように冬ならではの季節感のあるコーディネートや、アイテムを使っておしゃれにもオリジナリティのあるコーディネートを楽しむことができます。さらに、節約にもつながるというメリットも!
冬の結婚式には、他の季節にはない魅力がたくさんあるんですよ。