結婚式保険は万能ではない!?加入すると安心できる新郎新婦さまとは?

今までは知らなかった新郎新婦さまが多い中で、2020年はコロナウイルスの影響で『結婚式保険』がSNS上で話題になりました。

結婚式保険は万能ではありません
しかし特定の人にとっては、加入した方が安心して結婚式当日を迎えることができます

まずは結婚式保険が適用されるケースと適用されないケースを紹介し、先輩カップルの口コミを紹介しながら、どんな人なら加入したほうがいいかを説明します。

結婚式保険が適用されるケースと適用されないケース

何でもかんでも保険が適用されるわけではありません。
先輩カップルが中止した事例や結婚式保険が適用されるケースを紹介します。

結婚式保険はどんな時に役立つの?

心配な顔の花嫁さま

結婚式保険は、キャンセルだけに適用されるわけではありません。
たとえば、式場の物を壊したり、挙式当日にゲストが救急搬送された場合にも適用される保険があります。

結婚式保険の適用内容について

以下では結婚式保険の適用事例を紹介しますが、商品やプランにより諸条件や適用範囲は変わります。あくまで結婚式保険全般の説明であり、加入前に補償対象の範囲や条件を確認してください。

結婚式中止の3つの事例

先輩カップルの中には、結婚式を中止せざるを得ない事象が発生した方もおります。

「縁起でもない!」と思うかもしれませんが、あくまで可能性としてご理解いただければ幸いです。

キャンセル事例
  • 授かり婚で予定日より早く生まれた
  • 新郎新婦さまやご両親・兄弟姉妹の病気や事故
  • インフルエンザ感染による結婚式当日の医師の待機命令

とくにインフルエンザにも注意を!
インフルエンザに罹患したら自宅待機に。強行すればゲストに感染させる可能性がり、熱が下がっても結婚式はできない可能性があります。

インフルエンザは、毎年11月頃から流行が始まり1~3月がピーク。
秋婚や冬婚のカップルは、手洗いうがいで予防をしましょう。

マタニティウェディング

授かり婚の花嫁さまも気をつけたいですね。
早産で挙式日前に出産した花嫁さまも。挙式日は安定期がオススメですが、お医者様とご家族と相談した上で実施しましょう。

最後に、縁起の悪い話ですが……
家族が結婚式直前などにご逝去すると「結婚式を心から祝えない」という状況になり、延期やキャンセルを検討される新郎新婦さまもいるのが実情です。

諸条件はあるものの、上記のようなケースで結婚式をキャンセルすると保険が適用(※)されます。

※すべての保険が適用されるわけではないためプラン内容を確認しましょう

結婚式のキャンセル費用はどのくらい?

結婚式のキャンセル費用は、結婚式場と結んだ契約書に記載されています。
挙式日を起点としたキャンセルタイミングにより、費用は変わります。

キャンセル料の例

挙式2~3ヶ月前
挙式費用の60%前後がキャンセル費用として発生
挙式1ヶ月以内
挙式費用の100%がキャンセル費用として発生

60人のゲストで、直前のキャンセルならキャンセル費用として300~400万円も請求されるケースもあります。

結婚式当日の破損

ウェディングケーキのケーキトッパー

結婚式当日にも結婚式保険が活躍する場面があります。

結婚式当日の破損例
  • ウェディングドレスの破損
  • 会場設備の破損

ウェディングドレスは非常に高価です。
もし結婚式当日に何らかのトラブルで、レンタルしたウェディングドレスが破損すると、高額な補償を請求されてしまうことも。

またゲストの余興で思わぬトラブルが発生し、機材を壊してしまったり、飲みすぎたゲストが結婚式場の設備を破損させることもあります。

ドレスや式場の破損における請求はどれくらい?

ドレスショップに並ぶ高価なウェディングドレス

衣装代によりますが20~50万円が多いそう。
レンタルウェディングドレスのメリットのひとつが、高価なドレスを着用できること。100万円以上のウェディングドレスもありますし、お色直しも考えられます。

通常使う範囲で想定される汚れなら問題ありませんが、大きな傷や破れで使えなくなると高額な請求をされてしまうことがあります。

キャンドルサービスの蝋で焦げ跡ができたり、赤ワインをこぼしたりと、とくに挙式から二次会まで使う花嫁さまは契約書を確認しておこう

結婚式場の高砂

会場設備も非常に高価です。
非日常空間を演出するため、調度品や壁紙・じゅうたん、音響などあらゆる設備にお金をかけています。

このような設備を破損させると、弁償しないといけない場合があります。
壁に小さい穴をあけて数十万円、シャンパンタワーを壊して数万円など、壊したモノにより金額はかわります。

特殊な壁紙をつかっており、すべての張替えが必要で、300万円を請求されたという新郎新婦さまもいるみたいだよ

結婚式当日の病気

結婚式当日の急病や怪我も可能性としてゼロではありません。

とくに気をつけたいのがお酒です。
幸せな雰囲気中で、ついつい普段よりもアルコールを摂取し、急性アルコール中毒になった人も……

披露宴でお酒を注ぐゲストゲストにお酒を注いでもらうことも多い

新郎さまが完全に酔いつぶれてしまったり、酔っ払って階段を踏み外してケガをした人もいます。

少し長くなったので結婚式保険が役立つケースをまとめます。

結婚式保険が役立つケース
  • 新郎新婦さまや両親の病気や入院
  • ご家族やご本人の不幸
  • インフルエンザ感染など医師による待機指示
  • ドレスや設備の破損
  • 結婚式当日の病気や怪我

自動車保険や火災保険、生命保険と同じ。
さまざまなリスクに対する、万が一の備えとして結婚式保険はあります。

また安心という側面も!
たとえば「ドレスの汚れが気になり楽しめなさそうだから加入した」「授かり婚の心配がストレスだから加入した」など安心を買うという新郎新婦さまも少なくありません。

補償範囲は、加入する保険によって異なるよ。詳しくは「結婚式保険の種類」をチェックしてね

コロナウイルスによる結婚式のキャンセル

コロナウイルスのニュース

結論からいうと新型コロナウイルスによる結婚式保険の適用は限定的です。

保険適用対象
新郎新婦さま、ご両親が新型コロナウイルスに感染したことによるキャンセル
保険適用対象外
感染防止のため結婚式開催を新郎新婦さまが自粛したキャンセル

※アンシェウェディング調べ

ご両親や新郎新婦さまが新型コロナウイルスに感染し、キャンセルすると保険が適用されますが、感染リスクを懸念し自主的にキャンセルしても補償対象外となるケースが多いようです。

注意点

仮に政府の緊急事態宣言により外出自粛となっても、新郎新婦さま・ご両親が感染していなければ補償対象外です。

なぜ保険は適用されないの?

「なんで保険が適用にならなの?」

疑問に思う人も少なくないと思います。
新型コロナウイルスによる結婚式のキャンセルは、当然ながら新郎新婦さまが望んだキャンセルではありません。

適用されない理由は、新型コロナウイルスのような人類が経験したことのない疾病災害を、結婚式保険をつくった段階で想定しなかったからです。

ただし!
仮に日本全国の結婚式がキャンセルされる事態を想定して、保険プランを作ると非常に高額な保険料になってしまいます。

保険料が決まる仕組み

保険料は、保険制度に基づき純保険料(保険金の支払いに充当)に、付加保険料(運用コストや利益の費用等)を加算して算出されます。
専門のアクチュアリー(保険数理士)により保険料が算出され、合理性を金融庁または財務局が審査しているため、高すぎても安すぎても認可が下りず、厳格に管理されています。

自然災害による結婚式のキャンセル

最近は毎年のように大規模な台風や豪雨が発生していますよね。
大型台風の被害が大きい沖縄・九州だけでなく、豪雨による被害は全国で発生しますし、日本は地理的に地震が多いというのは周知の事実です。

台風で運行が止まった駅

では、台風や地震など自然災害による結婚式のキャンセルに、結婚式保険は適用されるのでしょうか?

保険適用対象
自然災害により新郎新婦さまの自宅が半壊や全壊などの被害を受けた
保険適用対象外
自然災害により鉄道が止まり結婚式場にいけなくなった

※アンシェウェディング調べ

アンシェウェディングの調べでは、自然災害による結婚式のキャンセルは新郎新婦さまの自宅に被害があったかが保険適用の判断基準になるケースが多いようです。

注意点

式場周辺の被害状況は考慮されません。
たとえば交通機関がマヒしていても、補償対象にはならないのが実情です。

なぜ保険は適用されないのか?

保険の原則に「人為的に発生させられない事象は補償する」という考えがあります。
たとえば、台風や地震によって鉄道が止まった場合でいうと……

  • 一部の路線で鉄道の運休となった場合、どの程度ゲストが結婚式に参加できないのか?
  • 車で来るゲストにどの程度影響するのか?

など結婚式が実施できるレベルなのかどうかを人が判断します。
このケースでいえば、結婚式の実施可否の判断は、結婚式場もしくは新郎新婦さまです。

結婚式はできないと判断する新郎新婦さま新郎新婦さま
結婚式はできると判断する支配人やウェディングプランナー結婚式場

つまり式場と新郎新婦さまでは保険適用の判断が難しいという問題があります。
そのため新郎新婦さまの自宅に損害が発生したという明確な基準をつくり、保険適用の可否を判断するのが一般的なようです。

2019年10月に発生した台風13号の例

台風が近づいた10月12日(金)、週末の土日は都内の鉄道会社が計画運休を発表しました。
結婚式を控えた新郎新婦さまやゲストは、電車で結婚式場にいけなくなり、安全を考え中止にした新郎新婦さまがいたものの、台風による損害が発生していない人は補償対象外というケースが大半でした。(開催自粛というケースは補償対象外)

自然災害やコロナウイルスだけに、目を向けると結婚式保険はほとんど意味がありません。

しかし、新郎新婦さまやご両親の病気、インフルエンザ、結婚式当日の物損が心配な人にとっては、万が一の備えとしての安心感はあると思います。

結婚式保険の種類

つづいて、結婚式保険の種類と加入方法を紹介します。
結婚式保険の種類は『式場の保険』と『保険会社』の二種類です。

結婚式場の保険

純白のタキシードとウェディングドレス

一部の結婚式場では、部分的な保険(オプション)としたり、式場独自の補償プランがあります。

  • 部分的な保険

    提携ドレスショップの『ドレス保険』や『補償料』など破損や汚れに対するオプション費用など

  • 式場独自の補償プラン

    キャンセルではなく延期の場合に限り、延期料なし(結婚式場の負担で延期)など

キャンセルや物損の保険を扱う式場もあります。
結婚式場の保険は結婚式の1ヶ月前を加入期限とすることが多いため、早めに新郎新婦さまで相談しておきましょう。

保険サービスを含む式場提供の補償サービスは、次に紹介する保険会社の保険と重複しないように事前確認しよう。

保険会社の結婚式保険

保険加入で受け取る保険証券

結婚式保険の代表的商品は、株式会社あそしあ少額短期保険さんが提供する『結婚式総合保険 佳き日のために』です。

ゼクシィ保険ショップでも取り扱いがあるメジャー商品で、現時点では国内の結婚式保険は、他になく比較ができませんが『佳き日のために』は補償内容が幅広いです。

3つの特徴
  • 掛け捨てのため低価格
  • キャンセルへの補償がある
  • 物損など幅広い補償内容

インターネットから申し込みできるため挙式予定の結婚式場に保険がなくても加入できます。

※加入条件や補償内容は、各保険やプランにより異なるため事前に内容を確認してください

入院や自然災害等による結婚式中止の補償を中心に、結婚式当日の会場や衣装の修理費用、新郎新婦が入院した場合や招待客が救急搬送された場合の補償がひとつになった結婚式を行う新郎新婦さまのための保険です。

結婚式の保険には加入した方がいいの?

結局のところ結婚式保険には加入したほうがいいのでしょうか?
「どんな人なら加入した方がいいのか?」や先輩カップルの口コミ、そして注意点を紹介します。

結婚式保険に関する口コミ

先輩カップルやウェディングプランナーさんに「加入してよかった」や「加入しておけばよかった」「こんな人は加入した方がいい」を聞いたので紹介します。

先輩カップルの口コミ

ミリUさん(28歳・女性)

結婚式2日前に主人の父が亡くなりました。
結婚式の契約時(挙式の一年前)に式場にすすめられるがままに保険に加入しましたが、まさかこんな形で保険の補償をいただくとは想像もしていませんでした。キャンセル費用の全額が補償されたので大変助かりました。

オリエンタルさん(31歳・女性)

恥ずかしい話ですが、披露宴中に式場のプールにドレスを着たまま落ちてしまいました。
ドレスは汚れてしまい、ドレスショップから補償を請求をされ20万円支払いました。式場からは事前に保険などの案内はなかったので加入もしていませんでした。あとから保険について知り、入っておけばよかったなと思います。

ryo-まさん(32歳・男性)

建築系の仕事をしており、結婚式直前に事故にあって入院。ゲストの皆様には申し訳なかったのですが、保険で全額補償されることもあって躊躇なく延期の判断をしました。
事故にあうことも想定される職場勤務なので、ブライダル保険に加入していてよかったです。

バスケさん(30歳・男性)

昨年の台風19号で自宅が流されましたが、結婚式を予定していたのですが当然結婚式は出来ません。
ブライダル保険に加入していましたのでキャンセル費用は自己負担なしで補償してもらう事が出来ました。災害時は自宅の復旧などにも相当お金がかかりますので結婚式のキャンセル費用まで負担する事になっていたと思うとぞっとします。

カロリさん(24歳・女性)

新型コロナウイルスで結婚式のキャンセルを決断しました。感染した人がいたわけではなく、緊急事態宣言によるキャンセルです。
保険には事前にブライダル保険には事前に加入していましたが補償対象外でした。折角、保険に加入していましたが結果役には立たなかったというのが実感です。

ウェディングプランナーの口コミ

みずほさん(25歳・女性・プランナー歴3年)

私の勤務する結婚式場では、ブライダル保険の取り扱いがありません。
ですのでご案内することもできません。

YYMさん(28歳・女性・プランナー歴6年)

ご契約後の最初の打ち合わせで必ず保険プランのご案内をさせていただいています。
保険プランは1万円から3万円程度の金額ですので多くの新郎新婦様にご加入いただいております。ただ、ありがたいことにキャンセルや延期で保険が適用になった事はありません。

志保さん(22歳・女性・プランナー歴3年)

式場としてブライダル保険の取り扱いはありますが、ご案内が必須ではありません。
正直、お幸せなお二人を前に暗い話をしたくないので私は詳しくは案内していません。パンフレットをお渡しして後はお二人にお任せしています。

谷口さん(42歳・男性・支配人)

過去に5社の結婚式場に勤務いたしましたが、結婚式保険の取り扱いがある式場は1社だけでした。
最近では、災害や新型コロナウイルスなど今まででは想像できないような結婚しキャンセルが発生しています。結婚式保険の補償範囲は、限定的かもしれませんが、これからは結婚式を挙げる際の保険加入は必須と言えるかも知れません。

結婚式保険の費用は1~5万円程度です。
結婚式のキャンセルや物品・施設の破損の自己負担は、数万円~数百万円であり、保険料は決して高額とは言い切れません。もちろん安い金額ではありませんが……

では、どんな人なら加入した方がいいのでしょうか?
結婚式保険の補償内容や、先輩カップルの声を検証すると、以下の人はとくに検討した方がいいと思います。

とくに検討するといい新郎新婦さま
  • ゲストに子どもが多い
    子どもが遊んでいて壊したときのために
  • 友人に大酒のみが多く過去の結婚式で酔っ払った人がいる
    酔っ払って物を壊したときや急性アルコール中毒のために
  • 授かり婚で体調面が心配
    早産で結婚式の数日前に急遽出産になったときのために
  • 秋婚や冬婚などインフルエンザの時期とかぶる
    新郎新婦さまや両親がインフルエンザに感染したときのために
  • 沖縄・九州の方で台風の時期に結婚式をあげる
    万が一、自宅が被害にあったときのために

※各保険により補償プランが異なるため、心配なことを基準にプランや保険を選びましょう

なお、ゲストが少ない家族婚でも加入がオススメです。
なぜなら人数が多くても少なくても、破損の金額は変わらないから。

保険は”もしも”の備え。
「加入したけど、使わなかった」が新郎新婦さまにとって、もっともいいのです。

一生に一度の大切な日に、万が一のことがあっても絶望しないように結婚式保険の加入を一度は検討しましょう。

結婚式保険に加入する場合の注意点

全ての保険商品に共通していえますが、保険にはそれぞれ以下の内容が細かく定められています。

  • 補償対象範囲
  • 補償期間
  • 補償対象外

「とりあえず保険に加入したから安心」ではありません。
なぜなら「補償請求をしたけど、補償されなかった」というケースもあるからです。

契約の印鑑を押す前に!

必ず重要事項の説明を確認してください。
保険には、重要事項説明という詳細説明があります。せっかく保険に加入しても、条件(重要事項の説明)を把握していなければ加入している意味が薄れてしまいます。

海外挙式は対象外

基本的に結婚式保険は海外挙式は対象外です。
海外挙式なら、海外旅行保険がメインのブライダル特約があります。

旅行代理店や海外ウェディング代理店に保険や補償を確認しましょう。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 結婚式には想定外の出費が発生することがある
  • 結婚式保険は実際に発生した損害が補償対象
  • 新型コロナウイルスや台風などの予防的な開催自粛は補償対象外
  • 備えあれば患いなし!結婚式保険は一度は検討しよう

結婚式保険は想定外の事態に非常に心強い保険商品です。
ただし、新郎新婦様が想定しているリスクをその保険商品で補えるのかという点については事前に確認をするようにしましょう。
これから結婚式を挙げるリスクを不安に思っている新郎新婦様は、是非一度検討してみて下さいね!