あそしあ少額短期保険さまインタビュー 結婚式総合保険「佳き日のために」の補償内容

あそしあ少額短期保険の前野様のインタビュー2回目(1回目のインタビューはこちら)の今回は補償内容について詳しく伺いました。

保険商品は非常に細かく約款が設定されており、不動産や結婚式の契約でも同じように小難しいことも多いですよね。

そこで今回は「佳き日のために」で、とくに事前チェックすべき重要度の高い箇所を説明します。

※前回に引き続き株式会社あそしあ少額短期保険の前野様のインタビューを元に作成しております

本記事の監修 株式会社あそしあ少額短期保険
記事の認定No AS-AG 1444-200525
保険名 結婚式総合保険「佳き日のために」

支払われる保険金の額

支払われる保険金額は、プランにより異なります。
結婚式総合保険「佳き日のために」では金額に合わせて3つのプランがあります。

保険料と最大補償限度額
プラン名 保険料 最大補償限度額
Aプラン 5万円 850万円
Bプラン 3万円 500万円
Cプラン 1万円 150万円

あくまでも式場から請求されるキャンセル費用の補償となります。

補償例(1)

「佳き日のために」Aプランに加入していて式場からキャンセル費用を600万円請求されたら、600万円が補償として支払われます。

※最大補償金額の850万円が支払われるわけではありません

補償例(2)

「佳き日のために」Bプランに加入していて式場からキャンセル費用を600万円請求されたら、500万円が補償として支払われます。

※100万円は自己負担となります

ただし、上記の内容は結婚式のキャンセル理由が挙式当日に発生した場合です。

補償金額の変動

結婚式をキャンセルしなくてはならない理由が発生した日(原因事由の発生日)から挙式当日までの日数で補償金額の条件が変動します。

原因事由の発生日支払い上限
結婚式の当日保険金額×100%
結婚式の前日保険金額×95%
結婚式10日前~2日前保険金額×80%
結婚式20日前~11日前保険金額×60%
結婚式30日前~21日前保険金額×50%
結婚式60日前~31日前保険金額×45%
結婚式90日前~61日前保険金額×35%
結婚式120日前~91日前保険金額×30%
結婚式150日前~121日前保険金額×20%
結婚式180日前~151日前保険金額×10%
結婚式300日前~181日前保険金額×4%
結婚式1年前の翌日~301日前保険金額×2%
補償例

Aプランに加入していて、キャンセルをした理由が挙式の30日前に発生。
結婚式場からのキャンセル料の請求額が600万円だった場合、425万円(最大補償額850万円×50%)が補償として支払われます。

上記の基準日は、キャンセルを式場に伝えた日ではなくキャンセル理由が発生した日となるので注意が必要です。

株式会社あそしあ少額短期保険 前野安彦様

実際には、キャンセルから挙式当日の期間に応じてキャンセル費用も挙式総額の〇%で請求されるケースがほとんどです。

キャンセル費用が補償されないケース

保険ですので、補償されないケースも当然あります。

※以下で記載の具体例は実際に発生したケースではありません

式場の対応に不満がある

式場の対応が理由のキャンセルは補償の対象外です。

具体例

挙式の60日前に交通事故が原因で、7日間の入院と全治2週間と診断された。
実は式場の対応に不満を持っておりキャンセルも考えていたため、結婚式のキャンセルをしたが保険金は支払われなかった。

これはキャンセルしたいタイミングで、入院が重なっただけ。
キャンセル理由は「式場の対応がわるかったから」となり、補償対象外となります。また、むちうちや精神疾患による入院などは患者さんの申告をベースに治療期間が決まるため、キャンセル補償の対象外となる場合があります。

購入品は対象外

キャンセルをしても購入アイテムが新郎新婦の手元の残るようなケースはキャンセル費用の補償額から差し引かれます。

具体例

契約した挙式プランの中にはドレス購入費も含まれていた。
結婚式の5日前にインフルエンザにかかりキャンセルとなったが、ドレス費用は補償額から差し引かれて保険金が支払われた。

ドレス生産前であれば請求も発生しません。
しかし具体例のように納品済なら挙式の実施有無に関わらず、ドレスは新郎新婦さまの手元に残るため対象外となります。

式場倒産は対象外

非常に稀ですが結婚式場が倒産し、挙式ができなくなることが過去に業界内でありました。

新郎新婦さまにとっては大変な事態。
しかし「佳き日のために」では式場倒産時の補償は含まれていません。

あくまでもキャンセル時の費用負担という考え方になります。
そのため式場側の事情で挙式が実施できない場合は対象外となります。

海外挙式は対象外

「佳き日のために」は海外挙式には対応しておりません。 また日本国内の保険であるため、新郎新婦さまのいずれかの現在の居住地が海外の場合も適用になりません

※保険範囲である災害時の家屋の半壊や家財の損害の確認が難しいため

株式会社あそしあ少額短期保険 前野安彦様

あくまでも偶発的に発生した病気やケガが直接的な原因でやむを得ず結婚式をキャンセルしなければならないケースが保険の対象となります。故意、人為的な事象によるキャンセルは対象外とさせていただいております。

挙式当日の破損などの補償

挙式当日に式場の施設や設備を壊した場合の補償がプランに含まれます。

挙式当日の破損・汚損の補償

破損・汚損の補償額は全プラン共通です。

挙式当日補償の内容
式場設備と備品の修理費用保険金 最大で100万円の補償(自己負担3万円)Aプランは自己負担なし
貸衣装の修理費用保険金 最大で30万円の補償(自己負担3万円)Aプランは自己負担なし
招待客救急搬送(見舞費用保険金) 1名に付き1万円(最大20名まで)
新郎新婦入院一時金 1名に付き10万円(新郎新婦ともに入院した場合20万円)

ただし、破損・汚損の保険金は自己負担額が設定されています。
プランAは自己負担額ゼロで1円からでも補償対象、プランB・プランCは自己負担額が3万円で、破損時の請求額が3万円までの場合は補償適用外で自己負担となります。

補償対象にならないケース(設備・備品)

結婚式場の設備・備品などの破損は以下のものが対象となります。

補償対象の設備や備品

天井・壁・床・屏風・カーテン・絨毯・テーブル・椅子・その他の調度品・照明設備・スクリーン・映像投影装置・音響装置

上記に該当しない設備や備品は補償対象外。
ほとんどの設備・備品を網羅していますが、上記に含まれないのが食器・グラスなどです。

式場の食器やグラスは割れるもので消耗品です。
一部の結婚式場では、数万円するブランド食器を使用しており、非常に稀ですが割ってしまうと請求される場合があります。

高価な食器を使っている会場なら式場側に割った場合の請求の有無を確認しておくのがオススメです。

株式会社あそしあ少額短期保険 前野安彦様

設備・備品の破損は新郎新婦様だけではなくゲスト様起因で発生するケースも多々あります。ゲスト様起因の破損も補償対象となります。

補償対象にならないケース(貸衣装)

衣装の破損補償は、レンタル品に限られており、以下の場合が補償対象外となります。

  • 購入した衣装
  • ご両親から受け継いだ衣装
  • 友人や親戚から無償で借りた衣装
  • ご両親が式場から借りた衣装
  • 衣装の汚れ(汚損)
株式会社あそしあ少額短期保険 前野安彦様

結婚式で衣装を使用すれば、ある程度の汚れ(汚損)が発生するのは一般的です。汚れを修復するための費用はドレスショップのクリーニング力に依存するという事もありますので汚れは補償対象外とさせていただいております。

二次会もOK

「佳き日のために」は、二次会での適応も可能です。
ただし別施設(住所が異なる)会場の場合には別途申し込みが必要となります。

挙式・披露宴・二次会を全て同一施設内で実施するなら、1つの申し込みで全て補償範囲です。
披露宴と二次会を別施設で実施すると、申込時に記載した施設のみが適用範囲となります。

株式会社あそしあ少額短期保険 前野安彦様

特にドレスの破損は、披露宴よりも二次会で発生するケースが多いです。 披露宴会場と、二次会会場が別の場合には二次会用にCプラン(1万円)を別途加入するのがオススメです。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • あくまでも式場から請求されるキャンセル費用の補償となる。たとえば保険の最大補償が850万円で、式場から500万請求されたら500万円以上の補償はない。
  • 結婚式のキャンセル理由が発生した日から挙式当日までの日数で補償金額の条件が変動する
  • キャンセル理由が発生した日とは、式場にキャンセルを伝えた日ではなく、キャンセル理由が発生した日となる
  • 患者の申告ベースで治療期間が決まる病気や怪我は対象外となる
  • キャンセルをしても購入アイテムが新郎新婦の手元の残る場合は補償額から差し引かれる
  • 式場の倒産など式場側の事情で挙式が実施できない場合は対象外となる
  • 災害時の家屋の半壊や家財の損害の確認が難しいため居住地が海外の場合は対象外
  • 破損・汚損の補償額は全プラン共通だがAプランは自己負担額がゼロ、B・Cプランは3万円が必要となる
  • 消耗品である食器・グラスは割っても補償対象外となる
  • ドレスやタキシードなど衣装の補償はレンタル品のみに適用される
  • 二次会も対象となるが、同一施設内に限る

約款は読解することが難しいこともあります。少しでも分からない部分や疑問点があったら遠慮なく質問して、どんなケースで補償されて、どんなケースで補償されないかを納得した上で加入するようにしましょう。